インタビュー
PROFILE

在宅ワーカー/フリーランス/日本語講師

橘 咲子さん

家から世界へ──在宅ワークから広がった私の働き方
INTERVIEW

Q1. 在宅ワークを始められたきっかけを教えください

もともとは事務職だったんですが、育児と仕事の両立って難しいと思ってたんです。ちょうどその頃、在宅で働くという選択肢を知り、「こういう働き方があるんだ」と思ったのがきっかけです。

Q2. そこから、現在の多岐にわたるフリーランスのスタイルになるまでには、どのような道のりがあったのでしょうか?

今ほど在宅ワークが一般的ではなかった頃で、たくさん応募しては落ちるというのを繰り返しました。それでも家で仕事をするのを諦めたくなくて。
ようやく採用された北海道の会社のテレアポの仕事からスタートしました。テレアポからデータ入力、事務代行、調査報告など、本当にあらゆる在宅ワークを経験しました。この経験のおかげで、広く浅くではありますが、たくさんのスキルが身についたと思っています。

Q3. その中で、ご自身の興味やライフイベントに合わせた挑戦もされていますよね。

はい。育児中に、私が使ってよかったベビーサイン教室を自営で始めた時期もあります。これは、ママたちとの繋がりを求めたり、自分が良いと思ったものを広めたいという思いからです。
今はWEB記事制作、HP制作、WEBデザインなどの業務委託で在宅での基盤を作りつつ、イベントディレクターやパソコン指導、そして「Preply」というアプリで海外の方に日本語を教える活動も並行しているという感じです。

Q4. 複数の仕事を両立されながら、3人のお子さんの子育ては、非常に多忙な日常だと思います。
1日のスケジュールを教えてください。

毎朝5時頃に起きて、まず今日やることをまとめてしまいます。子どもたちを見送ってから、9時までの間に家事を済ませて仕事をスタートし、17時まで仕事をします。
子どもが小さいため、夜9時には一緒に就寝というサイクルです。

Q5. 仕事と子育てを両立するために、特に心掛けていることはありますか?

在宅という働き方は自分でオンとオフをつけないといけないので、自己管理の厳しさは必要です。また、子どもの体調不良は全く予想できないので、仕事を詰めすぎると「仕事が出来ないストレス」が出てしまいます。そのため、あえて仕事を詰めすぎないように気を付けています。

Q6. 自宅で仕事をする橘さんならではのメリットは?

家事と両立がしやすいのは最大の魅力ですね。
洗濯機を回しながら仕事ができたりしますね(笑)
あと私は、自分の家の机が好きなので、「自分のデスクオフィス」を自分で作れるという楽しみがあります。

Q7. お仕事の魅力ややりがいを教えてください。

自分が作ったものが直接評価されることが、やりがいかな?資料作りなどで「素敵!」「わかりやすくまとめてくれてありがとう」という言葉をダイレクトにもらえるのは本当に嬉しい。逆に、厳しい評価もダイレクト。それも醍醐味だと思っています。
あと、働いた分だけ自分でお金を生み出す感覚が身につくのも、この仕事の面白さだと思います。

Q8. 仕事で大変なこと、苦労していることは何でしょうか?

仕事量をコントロールすることです。以前、あまりにも多くの仕事を引き受けすぎて、自分への負荷がとてつもなく大きくなり、本当に大変な思いをしました(笑)。
でも、「飲み過ぎないとどのくらい自分が飲めるのかわからない」のと同じで、一度やってみて初めて自分のキャパシティを知ったんです。
仕事があるのは嬉しいですが、自分を守るための線引きが必要だと学びました。

Q9. 常に挑戦し、仕事を続ける原動力は何でしょう?

一番大きいのは、頼られると断れないという性分かもしれません(笑)。
あとは、怖いなと思う挑戦でも、乗り越えた先で必ず成長した自分に出会えると確信しているので「次はどんな自分になれるんだろう」とワクワクするようになりました。
イベントディレクターなど、向いてないと思ったことでも挑戦して、人が集まって、楽しそうに帰っていく姿を見ると、本当に嬉しいんです。
達成感や実績を作る楽しさが、次の挑戦へのモチベーションになっています。

Q10. これから目指したい働き方を教えてください

本当にシンプルな目標は「家から世界に繋がりたい」です!
異なった言語を使って話すのが、魔法みたいで面白いんです。
フランスなど、日本に興味を持つ海外の方に対し、時差の関係で早朝からオンラインレッスンを行っています。教える中で、日本の文化や言葉を「美しい」と言ってくれる方がいることに、改めて日本の良さを感じ、その人たちのために活動を広げたいという気持ちが膨らんでいます。
ゆくゆくは、こちらの活動を重点的に行い、家にいながら世界の仕事をするのが理想です。

Q11. 最後に、これから一歩踏み出したい女性たちへメッセージをお願いします。

はい。もう本当に大切なのは「ちょっとした勇気」だけだと思うんです。

もし今のスタイルを変えたいと思っているなら、まず、「新しい道に進むために、今持っているものを少し手放しても大丈夫なんだ」って、自分に許可を出してあげてください。
それは、「安定」や「安心」かもしれません。
そして、「変わりたいのに変われないのは、「変わらない自分」になる選択を自分がしている」ということに気づいてほしいんです。今いる「慣れ親しんだ快適な場所(コンフォートゾーン)」から、あえて自分が選ばなかった道を選んで「挑戦する前は怖かったけれど、やってみたら大丈夫だった」という小さな成功体験を積み重ねていくことで、自分のコンフォートゾーンは少しずつ広がっていきます。
「この目標のために、何を犠牲にしても大丈夫か」自分で線を引いて決めておくこと。その覚悟ができた時、きっと新しい世界への扉が開くんじゃないかな?

 

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