インタビュー
PROFILE

アトリエハウス

橋本 恵さん
(通称:はしめぐさん)

どの場所でも、できることって必ずあるはず。会社につとめても、起業しても。
人とのつながりを大切に、積み重ねていく。
INTERVIEW

Q1. どんなお仕事をしていますか?

メインはアトリエハウスの運営です。

そのきっかけは、私自身がずっと作家をしていて、県内のイベントに出ていたんです。私は下北出身なんですが、その下北にイベントがないことに気づいて。それで下北でクラフトイベントを主催したのが始まりでした。作家ってけっこう孤独な仕事だったりするんですよ。作家さんのお困りごととかお聞きしていたら、そんな孤独どうしが集まる場所がないねって。それでずっとシェアアトリエを開きたかったんです。それが青森市で実現して。今は、発送やSNS管理等の業務委託をいただいたり、出張で講師等させていただき、シェアアトリエを運営しています。

Q2. 今のお仕事をされるまで、どんな道のりだったんでしょう?

小さい頃からハンドメイドは大好きでしたが、当時は完全に趣味で、お金を稼ぐ活動はしていませんでした。

その後、上京して事務職、地元で飲食店やスナックなど、様々な仕事を経験しました。事務職で「座り仕事は合わない!」と気づくなど、本当に手探りの時期でしたね。周りの友達が手に職をつけていく中、わたし何もなくて。

そんな時、スナックのお客様とのご縁で、デコを学ぶために弟子入りすることに!思いがけずハンドメイド人生が再スタートしたんです。

デコリストとして活動を始めた後、子育てと両立するためパートを探し、何も知らずに入社したら、そこがマーケティング会社だったんです。

そこでは女性の起業サポートもしていて「起業ってこうやってするんだ!」と知りました。マーケティングの知識を学ぶうち、「これこそ私たちハンドメイド作家にも絶対必要なことだ」と確信したんです。

知識があると、無駄な動きがなくなり、本当に必要なことだけに集中できるんですよ。これってすごくいい!この経験を伝えたくて、今はアトリエでセミナーも開催しています。

Q3. お仕事の日はどのように過ごされますか?

子供たちを送り届けたら、8時半にはアトリエハウスに到着しています。オープン準備やお掃除なんかをして、10時から営業開始です。その間、SNSでライブ配信をしたり、電話が鳴る前に色々と準備をします。10時から17時までが営業時間なので、お客様の対応やパソコンでの仕事、業務委託の仕事、作家のお仕事をして、18時には帰宅します。18時を過ぎる時も多々ありますが。

Q4. お休みは、ないんですか?

休みは、ほとんどないです。

けっこうその生活って長くて。お勤めしてた時も、平日は勤めて、週末はイベントに出ていたので。「休みがあっても、何かしちゃいたくなる()」そこは、性分かなと。

Q5. ストレス解消って、なにかされてますか?

とりあえず、感じないようになっています()

昔は私、すごく陰気な方だったんですね。

けど、中学校で出会った友達が、なんかすごく明るかったんですよ、楽しそうで。私なら「それされたら泣いちゃう」みたいないじられ方も、その子は倍にして面白く返すんです。3年間ずっと仲良くさせてもらったら・・・「うつった」っていうか()

そんなふうにしてたら、みんな同じ24時間なのに、悩んでる時間がもったいないなって、楽しく過ごす方に変わっていったんです。

Q6. お仕事で大切にされていることを教えていただきたいです

「人とのつながり」が、一番大事だなって思っています。

お仕事をもらうのも、お仕事をするのも、人とのつながりですし。自分一人きりで孤独になれる仕事って、そうそうないと思っていて。むつではじめた"じょいふるくらぶ"が2015年からやっていて、あと少しで10年になるんですけど、本当にめっちゃいい人ばっかりなんですよ。

むつは自衛隊の奥さんが作家さんということが多いので、人の出入りは激しいんですけど、転勤とかで出ていった方ともまだ繋がりがあったりして、温かい人がいっぱいのグループなんです。

わたし、抜けてるところがいっぱいあって()。外出しなきゃいけない日に、お店のお留守番をしてくれる方も何人かいて。皆さんが補ってくれて。人との繋がりとか人の温かみっていうのは、すごく大事だなって。なかったら孤独死しちゃう()ほんとにありがたいです。

Q7. 橋本さんから、起業して働きたい女性に向けてメッセージを頂けますか?

起業しているわたしから言ってもいいのか、分からないんですけど。

起業することだけが正解じゃない、とも思っていて。起業すれば色んなことを自分で選択できるっていう強みはあります。でも、皆さん、どの場所でもできることって絶対あるはずで。その中で「自分らしく働ける環境を見つける」っていうのと、「楽しく生きる」ことは大切だなと思うんです。起業をして一人で仕事してても、お仕事をもらうのにお願いしたり、時に謝罪も必要だし、責任も増えて。お勤めしてた時と変わらず人付き合いで悩むこともあるけれど。組織にいない分、自分自身に責任をもってやっていきたいですね。

Q8. これから、橋本さんが目指していることを、ぜひお聞きしたいです

近々の目標は、「アトリエカフェ」を展開したいです!

元々の構想は、カフェとアトリエを併設させるという計画でした。開業時はコロナもありお店探しが上手くいかなくて。一旦アトリエをつくることから始めたんです。

イメージで言うと、「カフェにミシンを持ち込む」みたいな感じです。

具体的なお店のイメージは、手前側では普通にご飯やお茶を楽しんだり、打ち合わせをしていて、奥の方には、ミシンなどで作業している作家さんがいる感じです。商品棚を見て「あ、この作品、あの人が作っているんだ!」と気づいてお話したりできる。

ふらっとコーヒーを飲みに来た人が、「わ、ハンドメイドがいっぱいある!」「あの人がこれ作ってるんだ」と発見するスペースです。作家さんだけじゃなく、色々な人が混ざり合う空間にしたいんです。

最終的に目指しているのは、「わたし、ハンドメイド作家やってるんですよ!」って胸を張って言える世界を作ること。ハンドメイドでしっかり生計を立てて、生活していきたい人たちを応援したいんです。

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