キャリアカウンセラーという仕事

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ジョブカフェあおもり キャリアカウンセラー 吾妻 珠紀

 こんにちは。すっかり秋風が吹き、空も高く雲がきれいになりました。これから実りの季節がやってきますね。この時期は、年度初めに次いで、一年間で二番目に求人が動く時期でもあります。

 今日は「キャリアカウンセラー」の仕事について紹介します。
ジョブカフェあおもりの正式名称は「青森県若年者就職支援センター」ですが、こちらには4名のキャリアカウンセラーがいます。「就職を支援するセンターにいる人」なので、「就職活動を助ける人」と思われがちですが、私は私たちが単なる就職支援員ではなく、キャリアカウンセラーである、ということが大切だと思っています。キャリアカウンセラーは、仕事を中心とした、生き方全般に関わって人がいきいきと自分らしく生きていけるお手伝いを、対話を通して実現する仕事です。

 私は、センター内で一対一のカウンセリングをするだけではなく、小学校から大学院まで県内の教育機関でセミナーをしています。そこで多くの生徒さん、学生さんに伝えていることで、「自分のやりがいのある仕事を探すこと」についてのことを簡単にまとめると
 ・世の中に役に立たない仕事はない(皆には必ず社会の役に立てる場所がある)
 ・働く目的はお金のためだけではないので、たまにでいいので将来を考える時間を
  取って欲しい
 ・人はひとりひとり、興味・能力・価値観が違うのでそれを明確化し、少しでも自分が
  やりがいを持てる仕事に就いた方がいい。なので、自己分析と職業理解が大切
 ・夢がある人は似たような仕事を探して職業選択の幅を拡げよう。
  今の時点でやりたい仕事がなくても大丈夫。学校生活を一所懸命やっているだけで
  実は職業適性がわかる

というようなことです。もちろん、カウンセリングにも同じようなことが言えます。学校生活や過去の職歴を振り返ることで、次の方向性が見えてきます。人は同じ環境にいても、やりがいや役割など感じることは同じではありません。不意の変化に対応できる(転機を好機に捉えられる)のも、自分の価値観がしっかりしていればこそ。そのことが結果的に、応募書類や面接対策にもなります。もし、まだ自分自身のことがぼんやりしているとしたら、適性ややりがいを一緒に探してみませんか。探しているものはきちんとみなさんの中にありますよ。私たちがお手伝いします。