満足できる進路決定のために

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ジョブカフェあおもり 統括コーディネーター 小林 孝一

 10月に入り、朝晩はめっきり涼しくなってきました。季節の変わり目ですので、体調には、気をつけていただきたいと思います。

 さて、高校生の就職試験が9月16日から解禁になりました。今年は景況感の高まりから、県内企業の求人倍率が、9月としては17年ぶりの高水準となっています。また、大学生の就職状況も高水準で推移し、学生を取り巻く雇用状況は改善しつつあるようです。

 そんな中、今年度も県内数多くの教育機関へお邪魔させていただき、学生・生徒の方々へ進路に関するお話をさせてもらっていますが、前述の状況もあってか、「なんとかなるよ」といった皆さんが多いような印象を受けます。確かに、このような雇用状況であれば、入社することは出来るかもしれませんが、やはり

「自分は何のために働くのか」
「働くうえで譲れないものは何か」
「就職後のビジョンは」

 といったものがなければ、会社には入ったけど、少し辛いことがあると辞めてしまうことにもなりかねません。

 私は、「就職」するとことと、「入社」することは違うと考えています。就職とは読んで字のごとく「職に就く」ということです。
 よく学生から、「聞いたことのない会社だから」という声を聞きますが、それこそ「就職」ではなく「入社」を軸に、就活を行っているところだと思います。  そうではなく、「どんな仕事がしたくて、その会社へ入るのか」を軸に考えることが内定への近道であるし、自分らしく働いていけるものではないのかなと思います。

 就職する(内定をもらう)ことはゴールではなく、社会で過ごしていくスタートラインに立っただけのことです。さきほど、学生の雇用環境は改善しつつあると記載しましたが、自分が満足できる「就職」をするため、自分の社会人生活を少しでも充実させるためにも、「目的」をしっかり持って取り組んでいくことが必要だと思います。

 ジョブカフェあおもりは、皆さんの「目的」をしっかりと把握し、少しでも皆さんが満足できる進路を取れるための支援を行っております。ぜひ、お気軽に足を運んでいただければと思います。