日々の支援でこころがけていること

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ジョブカフェあおもり キャリアカウンセラー 鎌田 満穂

 早いものでもう12月。今年も残りわずかとなりました。
また、この時期はインフルエンザが流行し始めますので、体調には十分留意したいものです。

 私は普段、センターへいらっしゃる若年者の方を対象に、キャリアカウンセリングをさせていただいております。
キャリアカウンセリングを通して「自分とは何か、自分が求めているものや、大切にしているものは何か」に気づいていただけるよう、また今まで経験したことを振り返ることで、その方の強みや持っている能力は何かを発見するお手伝いをしています。

 先日、これから新たな会社へ応募をされる方から、自己PRが書けないという相談がありました。その方は、新卒で入社した会社を半年足らずで辞めたことを大変気にされており、短い社会人経験では、自分の強みに繋がるものはないと考えているようでした。
そこで、以前勤めていた会社での業務を振り返ってもらい、
「どんなことを意識してその業務へ取り組んでいたか」を考えて頂きました。
「経験」を問われると、数字で見える「実績」と捉えてしまう方が多く、その方の場合も
「特に好成績はおさめていないので・・・これといって特にない。」
「そこでの経験から自己PRに繋がるものはない・・・。」 
と感じていたそうです。

 しかし私は、「自分の強みや培われた能力」は決して、数字で見える実績だけではないと考えています。「あなたの強みはなんですか?」「持っているスキルは何ですか?」と問う企業さんは多くあります。
そこで、「これといった成績を残してこなかったので強みは特に...」というのは、もったいないと私は思います。
短期間しか経験のない仕事であっても、そこでの経験はまったく無駄なことではないと思います。「経験」=「成績」ではなく、経験とは
「自分がそこで、どんな意識や思い(価値観)で働き、どのように取り組んだのか」
だと、私は考えます。その「経験」こそ自己PRにも繋がってくるものだと思います。
私は、これからも日々のカウンセリングを通し、自分一人では気づかない、新しい発見のお手伝いができるように努めていきたいと思います。

ぜひ、ジョブカフェあおもりで新しいジブンを発見してみませんか?