自己分析の大切さ

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キャリアカウンセラー 濱舘千鶴子


 皆さん、いかがお過ごしですか?

 ジョブカフェのある青森市にも雪がちらほらと降りはじめ、今年の降雪量が気になる季節になりました。できれば、あまり雪は降らないでほしいものですね。



 さて、今日は「自己分析の大切さ」についてお話をしたいと思います。

 セミナーに参加していると「就職活動で自己分析は大事ですよ」と言われることが多いと思います。なぜ、自己分析をすることが大事なのでしょうか。自己分析は、長所・短所などを知り、自己PRのもとになることが多いのですが、実は自己PRのために行うだけではないのです。



 自己分析することで、自分の会社の選び方や将来の方向性を探る手段にもなります。また、書類上や面接で「なぜその会社を選ぶのか」も説明しやすくなります。



 例えば、皆さんは学生時代の部活動を決める際に何を基準にして決めましたか?私は、1人で淡々と行う部活は避け、チームワークを重視する部活を優先し決めていました。そのチームワークは、今でも私を支える基準となっています。突き詰めて考えると、「仕事を行う中でも、仲間とともに物事を達成したい」という気持ちが強いのです。



 私たちの行動には、必ず動機があります。何気なく行動している中にも、私たちの行動する基準となっているものがあります。この基準こそが会社選びの元となり、強い志望動機と結びつくことにもなるのです。



 志望動機に目的意識があると、応募書類や面接での説得力に深みが増します。土台となる部分が明確になることで、大切にしてきた部分がわかり、面接の際にもぶれない回答をすることが出来ます。



 自己分析には時間がかかります。就職活動を控えて目前で自己分析を行うのではなく、しっかりと時間をかけて行いたいものです。自分の見直しを行い、自分が本当にやりたいこと、将来どのような社会人になりたいかも併せて考えるきっかけにもなります。就職は皆さんの将来を左右する大切な機会です。自己分析は内定を取るためだけの手段ではなく、皆さんの将来を考える上でも大切なものです。