キャリアカウンセラー 小玉 好
"オトナ"たちは、価値観や考え方を押し付けようとします。
「あなたは、こういう性格だから、その選択は間違っている」「これが"当たり前"だから、あなたの考えは間違っている」などと言ってきます。
でも、それは"オトナ"たちの価値観や考え方でしかありません。
その押し付けに惑わされ、縛られてしまうから、悩み、苦しんでしまいます。
では、そんな"オトナ"たちの価値観や考え方を一旦忘れ、"あなた"は、何が正しいと思いますか?
どんなに周りから「これが正しい道」だと言われても、自分自身が納得しなければ、それは「正しい道」ではありません。
自分自身で気づきを得て、自らの足で進もうとする道が「自分にとっての正しい道」です。
「自分の気持ちに素直に行動する」
それは、とても険しい道になるかもしれません。悩み、苦しみ、心が折れそうになることもあるでしょう。
けれど、そんな姿は人の心を動かし、最初は否定的だった"オトナ"たちも少しずつ理解してくれるようになり、協力的になってくれます。
「正解」なんて、この世には存在しません。
"自分"が納得して、行動に移した"道"が、その人にとっての「正解」なのです。
ここで1つ忘れてほしくないことは、"オトナ"たちが価値観や考え方を押し付けてくるのは、決して嫌な感情からではありません。
"オトナ"たちは、心配で仕方ないのです。
「つらい思いをするんじゃないか?」「もっとこうしたほうが、楽なのに」思っています。
つまり、愛情からくる言動であるということ。
その気持ちを理解しながらも、自分にとっての正しい道を進めるといいですね。