笑顔でいること

HOME > メッセージ・ボイス > 笑顔でいること
  

キャリアカウンセラー 有馬 ゆみ子



 あけましておめでとうございます。


 今年もジョブカフェあおもりをよろしくお願い申し上げます。




 みなさん毎日笑顔で過ごしていますか。


 「笑う門には福来たる」といいますが、笑顔には多くのプラスの効果があると言われています。

 どんな人間関係でも、会ったばかりの人でも、抵抗なく発信でき、受け入れられるのが「笑顔」です。

 子供は1日に400回笑うのに対して、大人は今までに経験した様々なことにより、雑念が入り笑う回数がわずか15回にも減ってしまうそうです。

 笑顔は、脳内の幸せホルモンと呼ばれるセロトニンを多く分泌し、ストレス解消や気持ちを楽にするという効果があります。また、いつも笑顔の人とそうでない人では、寿命が約7年も違うといわれています。思いっきり笑うことで呼吸が腹式呼吸や深呼吸と同じ状態になり、体内に酸素が多く取り込むことができ、血行が良くなり新陳代謝アップ、老化予防、小顔効果にもつながるそうです。

 私たちは、毎日の社会生活や就職活動の中で思うようにいかない時、「こうしたらよかった」「自分はだめだ」と落込み、反省ばかりしてしまいます。そして、失敗が続くと気が滅入り、不安になり、笑顔になれなくなってしまいますよね。


 徳川家康の言葉に、「勝つことばかり知りて 負くるを知らざれば 害その身に至る」という言葉があります。人は負けたこと、失敗したことがあるからこそ強くなれる。そして、世の中の成功者ほど、失敗を多く経験しているということです。

 この言葉から、「失敗」から得るものは多く、気づき、学び、成長できるとプラスに考えれば、「失敗」も悪いものではないように思えてきます。


 私たちが、自分で自分の顔を見ているのは1日何分位でしょう。5~30分又は1時間くらいでしょうか。では、自分以外の人に自分の顔を見られている時間は、合計すると1日何分ぐらいでしょう。

 家族、隣人、通勤途中、職場の仲間やお客様など、どんな人でも大抵は見られている時間の方が多いものです。

 笑顔でいることは、周囲の人に安心感を与え、好感を持たれ、人間関係や物事を良い方向に進みやすくしてくれます。つまり、自分を取り巻く環境や人間関係は、自分自身がつくりあげているのです。


 人は誰しも、自分が生み出した重圧の中で生きています。辛いこと苦しいことは多いですが、自然にどんなときでも笑顔になれる自分でいることができれば最高ですし、そのように心がけたいですね。