キャリアカウンセラー 出町 修平
ジョブカフェあおもり キャリアカウンセラーの出町です。
カウンセリングをしていると、「やりたいことが無い」、「何が自分にむいているかわからない」という相談を受けることが多々あります。就職活動を始めるにあたって、やりたいことがわからなくて悩んでいる方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
私は今、キャリアカウンセラーという仕事に就いていますが、前職では営業の仕事をしていました。「何で営業の仕事に就いたんだっけ...。」と、学生時代の就職活動を始めた頃を振り返ってみると、当時の私は全くやりたいことが無く、周りの雰囲気に流され『就職活動らしいこと』を、ただ何となくしていただけでした。「生活するにはお金が必要だし、周りの人たちが就職するから就職しないとな...」という意識だけだったように思います。とりあえず就職サイトに登録し、聞いたことがあるような会社、有名企業や華やかに見える業界は、手あたり次第お気に入り登録をしまくっていました。
いま考えると、そんな状況でまともなエントリーシートを作成できる訳もなく、実際に応募書類を提出できた会社は数社、何とか作成しエントリーしても面接までたどり着くことがほとんど出来なかったように記憶しています。
やっと「このままではマズイ！」と気付いた私は、真剣に「やりたいこと」を考え始めました。キャリアセンターへの相談や職業適性診断を受けてみるなんて発想は全くなく、ひたすら一人で考えていました。しかし、やっぱりやりたいことは見つからず...、次第に就職できるんだろうかという不安が生まれてきました。そんな悶々とした日々を過ごしていたある日、「やりたくないことならたくさんあるぞ」と気付きました。
きっかけは覚えていませんが、その日が当時の私にとっての就職活動再開の日でした。ずっと座りっぱなしはイヤだなあ、体力に自信がないから体を使う仕事は無理、毎日同じことの繰り返しは飽きそうだ...等々。やりたいことは全く思いつかなかったのに、やりたくないことはこれでもかという位に出てきました。そして最後、やりたくないリストに上がらなかったのが「人と話すこと」でした。そこから私は自分なりに「人と話す仕事」に何があるのかを調べ、結果的に営業職を目指すこととなりました。
そんな消去法でたどり着いた営業の仕事でしたが、結果的には入社後12年間決して悪くない成績を上げ続け、現職にも活かせるスキルを得ることが出来たと思っています。
もちろん、今回お話しさせて頂いた私の経験が、全ての人に当てはまるという訳ではないと思いますが、就職活動に行き詰っている方、自己分析で好きなことややりたことが見つからない方、少し視点を変えて自分自身と向き合ってみてはいかがでしょうか。
そして、今の私が当時の私にアドバイスするとすれば「ジョブカフェに行ってみたら？」です（笑）。些細な相談でも結構です。就職に関するご相談、就職後の悩み相談、我々カウンセラーが精一杯対応させて頂きます。ジョブカフェあおもりをどんどんご利用ください！！
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