キャリアカウンセラー 蛯名 由子
「就職したいけど、何から手を付ければよいかわからない」
カウンセリングでこのようにおっしゃる相談者さんがいらっしゃいます。
実は私もそうでした。やりたいこともないし、お金さえもらえれば何の仕事でもいいやと思っていた学生時代でした。
結局、キャリアセンターにも行かず、インターンシップや会社説明会にも一度も行かずに卒業してしまいました。
今回はそんな私の体験をお話しします。
過去に4つの仕事を経験しました。
知っていたのは求人を見て、応募して、筆記試験や面接を受けてという手順だけです。
目の前に現れた仕事に自己分析も仕事分析の知識もないまま応募し、それぞれの場所で一生懸命に働いてきました。
いきあたりばったりで何の考えもない仕事選びでしたが、キャリアカウンセラーの勉強をしてわかったことがあります。
言ってみれば偶然が運んできてくれた4つの仕事。数多い求人の中でなぜか目に留まったものをなんとなく選びました。
後で気が付いたことですが、すべてに共通していたのは「人と話す・人と接する」仕事で、実はこれが「なぜか目に留まった」の正体でした。
・観光施設でのショーの司会
・子供の英語教室の先生
・家庭教師
・博物館の解説員
右も左もわからないで飛び込んだ過去の仕事も、そして現在のキャリアカウンセラーという仕事も「人と話す・人と接する」という「軸」と言えるものがあり、気づかないままその「軸」に合った仕事を選んでいたのです。
どの仕事もやりがいがあり、後悔はないのですが、過去の自分を思い返すと、「人と話す・人と接する」という「軸」にもっと早く気づいていれば、仕事の選択の幅も広がり、自信をもって仕事選びができたのではないかと思うのです。
就職に対する予備知識がなかったことが残念です。
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カウンセラーが皆さんのお話をじっくりと伺って、自己分析・会社分析・応募書類作成・面接対策など、それぞれの段階に合ったサポートをいたします。
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