【偶然を味方にする力】

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 大瀧 朋子

 

   

  

ジョブカフェあおもりキャリカウンセラーの大瀧です。

皆さんには座右の銘や好きな言葉はありますか?私は「人間万事塞翁が馬(じんかんばんじさいおうがうま)」ということわざが好きで、選択に迷った時や気持ちが揺らいだ時に心の支えにしています。ストーリーは割愛しますが(非常に面白いストーリーなのですが)、人生における幸不幸は予測できないので、目の前のことに過度に一喜一憂せずに行きましょうという意味です。

 

    

ジョブカフェで相談業務をさせていただくにあたり、最近「キャリア」に関する理論家たちの考えを改めて勉強しています。アメリカの心理学者であるクランボルツ博士が提唱した「計画された偶発性理論」では、個人のキャリアの8割は予期せぬ偶然の出来事により決まると考えられています。しかし、ただ偶然を待つだけではなく、自ら行動を起こすことで偶然のチャンスを引き寄せ、それをキャリアに生かすことを推奨しています。具体的には

   

1好奇心(広い視野での好奇心、新しい挑戦への意欲)

2持続性(失敗しても努力し続ける、可能性を閉ざさない)

3柔軟性(こだわりや理想に捉われて行動や思考を狭めない、臨機応変な対応)

4楽観性(起きたことをポジティブに捉える)

5冒険心(結果がどうなるか分からなくても行動してみる)

という姿勢を持ち動することです。現実に折り合いをつけながらも、前向きな行動を大切にしようという考えは、しなやかで力強く、とても励まされます。

   

   

将来何がしたいか決まっていない(だからダメだ)と思っている若い方は多いようです。私自身も、目標が見つからないことに不安を感じ、自信を無くしたことがありました。

   

しかし、クランボルツ博士の考えでいえば、「未決定」は好ましいことであり、これから直面する出来事をどう捉え、どう行動するかで未来は変わります。一見不幸に見えることも次の幸運への布石かもしれませんし、小さな好奇心から始めたことが想像もしなかったキャリアに繋がることもあります。(Apple社創業者の一人、スティーブジョブズが今やどのパソコンにも搭載されているフォントや文字調整の機能を発明したこともそうだったようです。

  

「塞翁が馬」の精神で冷静に、「計画的偶発性理論」の考えで積極的に未来を切り開いていけたら・・・という思いを込めて、私自身の好きなことわざと理論家の考えを紹介させていただきました。

   

    

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