竹浪 みゆき
あけましておめでとうございます。
私は色が大好きなので、
新年のご挨拶も「色」の話から始めたいと思います。
(またか!と思われるかもしれませんが)
毎年、年が明ける頃に発表される
「その年を象徴する色」というものをご存知ですか?
時代の社会状況や人々の気分
これから大切にされていきそうな価値観を
色で表したメッセージのようなものなのですが
アメリカのパントン社と、日本の日本流行色協会(JAFCA)から
発表されています。
今回は世界共通の色見本帳で知られる企業
パントン社が選んだ「今年の色」を紹介します。
2026年の色として発表されたのは、
クラウドダンサー(Cloud Dancer)
この色は「雲の上を舞う者」という名の通り、
形を自由に変える雲のような軽やかさや、
重力から解き放たれたような自由な明るさをイメージさせます。
どんな色を想像しましたか?
「白」なんです。
ピュアホワイト(真っ白)というより、
わずかにグレーや温かみを含んだやわらかなオフホワイトです。
情報や刺激があふれ、常に何かを選び続けなければならない現代において、
この白は、静けさや余白、気持ちを整え、集中を取り戻すための色。
何かを主張するのではなく、 新しい発想や創造性を生み出すための
「まっさらなキャンバス」としての意味が込められているそうです。
26年続く歴史の中で「白」が選ばれたのは、今回が初めて。
カラフルが好きな私には、シンプルながら雲のように奥が深く、
とらえるのが難しいなと思った「今年の色」でした。
白は無彩色で「色」なの?と思われますが、
光の三原色をすべて混ぜると白になるように
色彩学的には「すべての光(色)の集合体」でもあります。
「何色でもないからこそ、何色にでもなれる」
という言葉は少しありきたりですが、
今年の初めのメッセージとしてはぴったりだと感じます。
正解を求めなくても大丈夫。
「今年色」のキャンバスにはあなたが選ぶ色で描いてみましょう。
そして雲のように軽やかに進んで参りましょう!
本年もどうぞよろしくお願いいたします!

